素材・製造過程をタドる

「精油以外は何も持ち込まない、何も持ち出さない」

香りの主役となるのは、ネパールの山岳地帯で手摘みされるフェアトレードのシナモンタマラ。トラクターもチェーンソーも使わず、収穫から蒸留までをすべて手仕事で行う精油を厳選。ネパールの山岳民族や農村で暮らす人々の雇用の拡大、事業収入の向上を目的とするフェアトレード団体が運営・製造する精油です。山岳民族の方々の手作業で収獲、洗浄、乾燥、分類をし、現地で拾った薪や小枝を焚いて、近くの湧き水を用いて12〜30時間をかけて蒸留しています。また、蒸留後の残さは肥沃な大地に還っていきます。作業には、機械を使わないため、原生林の樹木が無駄に伐採されることがありません。 「米粒までトレーサブル」

アウトドアスプレーの主原料は、ファーメンステーションの自社ラボで製造している岩手県の「お米でできたエタノール」です。岩手県奥州市胆沢の働き手がなくなった耕作放棄地や増えてゆく休耕田を復活させて、お米を栽培。エタノールそのものの製造日や場所だけでなく、原料となっているお米も、いつ、どこで、誰の手によって田植えをし、収穫されたか、お米がまだ種もみだった頃まで遡ることができます。 香料は石油由来を使わず、植物由来のエッセンシャルオイルを厳選。ネパールの山岳民族や農村で暮らす人々の雇用の拡大、事業収入の向上を目的とするフェアトレード団体が運営・製造する精油を使用。山岳民族の方々の手作業で収獲、洗浄、乾燥、分類をし、現地で拾った薪や小枝を焚いて、近くの湧き水を用いて12〜30時間をかけて蒸留しています。蒸留後の残さは肥沃な大地に還っていきます。作業には、機械を使わないため、原生林の樹木が無駄に伐採されることがありません。 「杉の天然水」 エタノールと精油に加える水は、新潟の越後杉の間伐材を木杭に加工する際に出るおが粉と天然水を蒸留しできた貴重な杉水です。 他にも、製造に使う電力は再生可能エネルギー（みんな電力）、容器はリサイクル可能、エタノール製造副産物も地域で循環する仕組みを徹底しています。

生産者をタドる

慌ただしい日々の中、「深呼吸したくなる香りがほしい」-そんな想いから誕生したこのスプレー。 企業勤務を経て、発酵や循環の可能性に魅せられ、地域資源を活かしたものづくりに挑戦してきた酒井さん。現在では、B corp認証を取得し、製品開発から環境・労働・地域社会にまで目を向けた「やさしい循環」の仕組みづくりを実践しています。彼女の「自然も人も傷つけない香りを届けたい」という姿勢は、製品の隅々にまで息づいています。

オススメの使い方

・枕元にひと吹きして、穏やかな眠りのスイッチに ・マスクに軽くスプレーして気分転換に ・洋服や空間に香らせて、さりげないフレグランスとして ・ストレスがたまった時の深呼吸のスイッチに